【電験一種過去問解説:電力・管理<R4 問5改>】油入変圧器の絶縁劣化診断

電験

問題

 油入変圧器の絶縁劣化診断をするための試験に関して、空欄に記入すべき用語を答えよ。

 油中ガス分析試験は、絶縁油、 (1) 、プレスボードなどの絶縁材料の劣化診断に採用され、内部異常時の局所的な発熱や、長期間の運転による発熱で、絶縁材料が (2) し、異常の種類によって特有のガスが発生するため、このガスを分析し、内部異常や劣化度を推定する。
 また、 (1) の劣化に関しては、油中 (3) 分析試験もあり、 (1) のセルロース分子が劣化分解すると (3) などの生成物が発生するため、これを分析し劣化度を推定する。

解答のポイント

油入変圧器の絶縁診断

① 絶縁紙

  • 絶縁紙は交換不可 = 寿命
  • 絶縁紙が劣化すると
     平均重合度低下
     CO2 + CO 生成量増加
     フルフラール生成量増加

② 絶縁油

絶縁油は経年的に劣化するため、定期的な交換が必要

 全酸化

 水分量測定

 耐圧試験

③ 油中ガス分析

絶縁油の放電、過熱、劣化を推定することが可能

アセチレン
 アーク放電に伴い発生

エチレン
 内部過熱による絶縁油の高温熱分解時に発生

GISの絶縁診断

① 電気的手法

  • GISタンク内部にUHFセンサを設置
  • 部分放電によって励起されたUHF帯域の電磁波を検出

② 機械的手法

  • AE (音響放射) を設置
  • 部分放電によって発生する圧力波や、内部の異物がタンク表面と衝突する際に発生する音波を検出

解答

 油中ガス分析試験は、絶縁油、 (1) 絶縁紙、プレスボードなどの絶縁材料の劣化診断に採用され、内部異常時の局所的な発熱や、長期間の運転による発熱で、絶縁材料が (2) 熱分解し、異常の種類によって特有のガスが発生するため、このガスを分析し、内部異常や劣化度を推定する。
 また、 (1) 絶縁紙の劣化に関しては、油中 (3) フルフラール分析試験もあり、 (1) 絶縁紙のセルロース分子が劣化分解すると (3) フルフラールなどの生成物が発生するため、これを分析し劣化度を推定する。

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