【電験二種過去問解説:電力・管理<R4 問5改>】再生可能エネルギー導入に当たっての技術的課題

電験

問題

 温室効果ガスの排出削減のため、今後も再生可能エネルギーを最大限導入する必要がある。この場合において、太陽光発電及び風力発電の導入拡大を図っていくに当たって、電力系統に生じる技術的課題を電力需給、送配電設備容量及び安定度の三つの視点から、それぞれについて70字程度で述べよ。

解答のポイント

再生可能エネルギー発電導入状況

再生可能エネルギー

 太陽光
 風力
 水力
 地熱
 バイオマス

再生可能エネルギー発電の導入における課題

① 電力需給

太陽光発電・風力発電は出力調整ができない

火力発電にて出力調整
(運転予備力として保持)

② 送配電設備容量

風力発電、太陽光発電は分散型電源として郊外に建設されやすい

  • 設備の増強が必要
  • 逆潮流による電圧上昇

③ 安定度

太陽光発電・風力発電は出力調整ができない

大規模電源の緊急停止等で安定度が低下するおそれ

解答

① 電力需給

再生可能エネルギーの発電量は、天候や季節により変動してコントロールが難しいため、調整力が不足すると需給バランスに問題が生じる。

② 送配電設備容量

電力需要が少ないエリアなどで再生可能エネルギーが大量に導入されると、既存の一部の送電線や連系線の設備容量が不足し、送電に問題が生じる。

③ 安定度

非同期電源である太陽光発電などが大量に導入され、火力発電等の同期電源の割合が減少すると、系統全体の慣性力・同期化力が減少し、事故時の安定度に問題が生じる。


コメント

タイトルとURLをコピーしました